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ヨガインストラクターになるには
ヨガインストラクターに必要なスキルと資格
世の中にいるヨガインストラクターには、様々な方がいます。実際のところ明確な資格が必要とはされないため、「ヨガインストラクター」と名乗れば誰でもなれてしまうという面は否めません。しかし、対価を頂く職業という観点に立った場合、また一生のキャリアとして捉えた場合には、それにふさわしいトレーニングや経験、スキル、知識、体力等が必要になることは明白です。
ヨガに関連する幅広い周辺的知識が必要
例えば、ヨガのポーズ(アーサナ)をその本当の意味を理解した上で実践する、またヨガの動きがどう肉体に影響を及ぼすのかを知り、その効果をより高めるためには、解剖学や生理学といった身体の仕組みへの理解が欠かせません。
「心とは何か」「幸せとは何か」といった哲学的な思考も必要ですし、ヨガがどのようにして生まれ、どのように変化、発展してきたのかというヨガの歴史について理解しておくことも必要です。加えて、健康な身体作りのための食材や料理についても知っておきたいところです。
おすすめの資格は全米ヨガアライアンス
数あるヨガの資格の中で最も一般的であり、世界的に通用するものが「全米ヨガアライアンス」です。ヨガインストラクターとして必要な知識やスキル、指導者としての心得等をバランスよく学ぶ200時間の集中トレーニングを修了すると資格を取得出来、日本はもちろん、海外の多くのスタジオでヨガインストラクターとして活動するチャンスが得られます。ヨガを習いたい方が指導者に対して求める必須の資格となるため、取得をおすすめします。
一流の指導者と呼ばれるには10年以上のキャリアが必要
前出の「全米ヨガアライアンス」習得を目指し、集中してトレーニングに取り組めば、ひとまずインストラクターとして最低のラインに立つことは出来るでしょう。ただしそれは、まだ必要最低限の実践と知識に触れたということに過ぎず、本当の意味でそれらを理解して身に着けたということではありません。古代インドで発祥し、その後の長い歴史を経て変化、発展をしてきたヨガをわずか1ヶ月で習得することは恐らく誰にも出来ないでしょう。
日々、ヨガと真摯に向き合う探求の日々を経て初めて、本当の意味でのインストラクターになることが出来るのです。
よき師と出会い、指導を受けることが必要
ヨガはある意味で修行の場。日々のたゆまぬ鍛錬によってスキルアップが出来るのです。しかし、その鍛錬がキャリアもないのに自己流のものだったり、内容が間違っていたりしては意味がありません。よりよい修行を行うには先達の知恵を借りることが一番の方法であり、そのためにはよき師と出会い、教えを受けられる環境を整えることが大切です。多くのヨガインストラクターが自らのプロフィールに、師匠の名前を記すのにはこのような意味があるのです。
ストイックさも必要
ヨガを学ぶ方には普段から美容や健康に対する意識の高い方たちが多くいます。そんな方たちにヨガを教える立場にあるヨガインストラクターは自身も日常的に美容や健康に気を遣う必要があるでしょう。
なお、何度も繰り返しにはなりますが、ヨガはとても奥深い世界です。トレーニングや研究は一生続くものと考えて、日々研鑽を積みスキルを高めることが大切です。